強盗殺人犯を兄に持つ主人公が、高校生活、進学、恋愛、就職…という人生の中で、犯罪者の家族という境遇に行く手を阻まれながら、その事実とどう向き合っていくのか……という話。
主人公の葛藤や成長の物語としては、ちょっと幸運すぎる部分があって、甘いような気がした。……この「幸運」ってのは由実子の存在のことだけど、文庫についてた映画の帯で、由実子=沢尻エリカというイメージで読んでしまったので、余計にそう思うのかもしれない(笑)
しかし、テーマは重要な問題で、主人公の立場というより、彼から見た周囲の人間達の振る舞いに、考えさせられるものが多かった。
それはともかく、やっと東野圭吾1冊目だったのだが、ミステリじゃなかったのね、これ。
amazonで他の商品と一緒にポチッとしたんだけど、ミステリはレビューとか書評とか事前には見ないようにしてるから、届くまでわからなかったよ。