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『「法令遵守」が日本を滅ぼす』 郷原信郎
かなり煽った感じのタイトルで、ちょっとどうかなと思ったのだが、読んでみると非常にまっとうな内容の本だった。
談合、ライブドア・村上ファンド、耐震偽装、パロマといった、昨今ニュースを賑わせてきた問題を取りあげながら、「法令遵守」ばかりにとらわれることの危険性を、企業、行政、司法、マスコミの各分野にわたって指摘する。個々の事象を解説するだけでなく、社会全体の制度や歴史的経緯を踏まえて問題を明らかにしていくので、非常に納得できる。
そして、簡単な話をしているわけではないのだが、簡明な表現でわかりやすい本である。

この本で指摘されている問題点は、『会社はだれのものか』(岩井克人)が指摘していることとも、部分的に重なるところがあるように思う。
コンプライアンスという概念が「法令遵守」という訳で、株主至上主義的経営とともに輸入されてきた結果、「法令に反しなければ何でもアリ」という意識が蔓延し、ひき起こされている問題がいろいろありそうだ。
法律と経済という別の分野から切り込みながら、たどり着いている結論が似ている気がするので、併せて読むといいかもしれない。

「法令遵守」が日本を滅ぼす 「法令遵守」が日本を滅ぼす
郷原 信郎 (2007/01/16)
新潮社

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会社はだれのものか 会社はだれのものか
岩井 克人 (2005/06/25)
平凡社

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読書>読んだ本  |  Comments:(0)  |  Trackback:(3)
『スペシャルブレンドミステリー 謎 001』
日本推理作家協会が毎年選定している短編集の、1970年、1980年、1990年の3年分の中から、東野圭吾がさらに選んだ8編。
松本清張から宮部みゆきまで、どれも有名な人ばかりで、もちろん名前は全部知っているけど、私の中でのレギュラーは宮部みゆきだけだった。
8編それぞれ違った趣があって、全部良かったが、特に印象的だったのは『北斎の罪』(高橋克彦)だった。話のテーマになっている謎(北斎漫画の版下絵の真贋)とともに、タイトルも謎で、「何が罪なんだろ?」と思いながら読んでいくと、最後にそれが両方解き明かされて、スッキリする短編だ。

この本を買ったとき、本当は東野圭吾の本を読んでみようかと思って書店に行ったのだが、沢山並んでいてどれから読めばいいかわからなかったので、これにしてしまったのだった。
この本には、東野圭吾の小説は入っていないが、選者ということで解説文を書いている。それでますます興味を持ったので、そのうち是非読みたい。

スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎001 スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎001
日本推理作家協会 (2006/09/16)
講談社

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読書>読んだ本  |  Comments:(0)  |  Trackback:(0)
『火の粉』 雫井脩介
殺人の容疑で起訴され、死刑の求刑を受けながら、無罪の判決を受けた武内という男が、2年後、その判決を下して退官した元判事に、隣人として接近してくる。
4世代が同居する元判事の家庭の中で、介護の疲労などから武内に隙を見せていく妻の尋恵と、武内に対して違和感を覚える嫁の雪見という2人の女性の視点で主に書かれている。
家庭がじわじわと武内に浸食される様が、結構こわい。
しかしながら、読者にも、武内のねらいはわからず、さらに、本当に武内なのかという疑問の余地も残したまま話が進むので、途中で中断できず、最後まで一気に読んでしまった。

この作家の本を読むのは、『クローズド・ノート』に続いて2冊目。『クローズド・ノート』はソフトな小説だったので、そんなイメージで読み始めたのだが、結構ハードな内容で意外だった。しかしミステリとしての筋とともに、裁判官の苦悩や、子育ての問題、介護の問題などが丁寧に描かれていて、良かった。



火の粉 火の粉
雫井 脩介 (2004/08)
幻冬舎

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『孤独な交響曲』
日本推理作家協会編のアンソロジー。2004年の『推理小説年鑑』の文庫化で、20編のうち10編を収録している。
amazon でも bk1 でも中身の紹介がないので、タイトルと著者を挙げておく。
  • 『欠けた古茶碗』 逢坂剛
  • 『第四の殺意』 横山秀夫
  • 『ヒーラー』 篠田節子
  • 『死神の精度』 伊坂幸太郎
  • 『思い出した』 畠中恵
  • 『偶然』 折原一
  • 『転居先不明』 歌野晶午
  • 『時うどん』 田中啓文
  • 『胡鬼板心中』 小川勝己
  • 『とむらい鉄道』 小貫風樹
横山秀夫、伊坂幸太郎についてはこのブログでも書いているが、私の中ではレギュラーである。あとは、名前は知ってる作家もいるが、読んだことは全くない人ばかりだ。
本屋で、未知の作家の本をいきなり買ってみるのも楽しいが、こういうので一気に10人読んでみることができるのも悪くない。
それぞれ全然違ったタイプの小説で、比較できるようなものではないが、自分としては『偶然』が一番気に入ったかな。短編らしい短編という感じ。

孤独な交響曲 ミステリー傑作選 孤独な交響曲 ミステリー傑作選
逢坂 剛、横山 秀夫 他 (2007/04/13)
講談社

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『破戒裁判』 高木彬光
表題作の他、同じ弁護士が登場する『遺言書』という短編を収録している。

『破戒裁判』は、司法記者の視点で、殺人事件の裁判で無罪を勝ち取ろうとする弁護士を描いていく法廷ミステリ。現在では珍しくない法廷ミステリだが、この小説の前にはなかったらしく、これが原点となるようだ。ほぼ100%が公判シーンで構成されていて、視点も司法記者のところにしっかりと固定されている。
現在ならDNA鑑定とかできるんだろうになぁ、と思うような部分もあり、時代を感じさせられるが、内容としては現在にも通じる社会問題への言及もあって、おもしろかったと思う。
ただちょっと残念な気がするのは、タイトルから、途中で明らかになる被疑者の背景というのが予め予想できてしまうことだ。前半で“愛読書は藤村”というような伏線もあるので、それ以上のヒントはない方が良かったのではないかと思う。

『遺言書』の方は、法廷ものではないが、『破戒裁判』で活躍する弁護士が、恩師の大学教授の死の謎に迫るという短編である。
こちらについては、「遺留分に言及しない遺言は無効で、民法の専門家が書いた遺言とは考えられない」ということを前提にしていることにちょっと疑問を持った。日付がなくて自筆証書遺言の要件を欠く、とかならわかるんだけど。

破戒裁判 新装版  高木彬光コレクション 破戒裁判 新装版 高木彬光コレクション
高木 彬光 (2006/06/13)
光文社

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